AI line for Business
ブログ / 業務効率化
サーバーを解約してWordPressサイトをCloudflareへ移行させてみた
業務効率化 | サーバー解約とサイトの引っ越し

サーバーは解約する。でも、サイトは消したくない人へ

2026.08.22業務効率化🎬 実演動画付き
未経験さん
未経験さん
レンタルサーバー、もうほとんど使ってないので解約したいんです。

でも解約したら、今まで書いたサイトって…消えちゃうんですよね?

思い入れのある記事もあって、それだけが引っかかってて。
あらむ
あらむ
消さなくて大丈夫です!

先日わたしも、まさに同じ状況で——
サーバー解約が決まったWordPressサイトを、見た目そのまま・無料のCloudflare Pagesに丸ごと引っ越しました。

かかった作業時間は、実質5分
その一部始終を、動画と一緒に全部お見せします!

ConoHa WINGの解約を決めたので、WordPressで運営していたサイト『人生執筆』(46記事・有料テーマJIN:R)を、Cloudflare Pagesへ実際に丸ごと移行しました

結果は——見た目は完全にそのまま。費用は年間約16,000円→0円。作業は約5分。

実はわたし、前回別のブログで「ツール→エクスポート」を使って移行し、盛大にレイアウトを崩した失敗をしています。今回はその反省を全部活かした、失敗しないルートです。
手順も、実測データも、詰まったポイントも、1つも隠さず書きます。

🎬 まず、実際にやっている動画がこちら

手を動かしている画面を10分にまとめました。
この記事は、動画の手順をあとから見返せる形に整理して、動画で入りきらなかった詰まりポイントの解説を足したものです。

▶ 音が出せない方は、このまま記事でどうぞ。内容は同じです。
この記事でわかること
  1. いくら浮くのか ― 数字を先に
  2. 前回の失敗:「ツール→エクスポート」でやると崩れる
  3. 【実録】移行手順の全ステップ(作業5分)
  4. 詰まりポイント6つ(先に知っていれば怖くない)
  5. ドメインなし(pages.dev)でやっていくという選択
  6. サーバー解約前の最終チェックリスト
  7. これ、あなたのサイトでもやるべき?

いくら浮くのか ― 数字を先に

今回のサイトは、ほとんど更新しなくなっていたのに、固定費だけが動き続けていました。
サーバーとドメイン、両方やめるとこうなります。

いままで(ConoHa WING)今日から(Cloudflare Pages)
サーバー年 13,068円0円(サーバー自体が無い)
ドメイン(.jp)年 3,058円0円(pages.dev を利用)
合計年 約16,000円年 0円

※金額は2026年8月時点のわたしの実額(税込)。Cloudflare Pagesの0円は、静的サイトが無料枠に収まる規模のため。超えれば課金はあります。独自ドメインを残す選択肢は後述します。

あらむ
あらむ
「たった年16,000円」と思うかもしれません。

でも、ほぼ見ていないサイトのための16,000円です。
5年放置すれば8万円。それが今回、5分の作業で0円になりました。

前回の失敗:「ツール→エクスポート」でやると崩れる

いきなり手順に入る前に、いちばん大事な分かれ道の話をさせてください。

WordPressの移行と聞いて、多くの人が最初に開くのは管理画面の「ツール → エクスポート」です。
わたしも前回、個人ブログの移行でこれを使いました。

結果は——レイアウトが別物になりました。
有料テーマ(SWELL)のブロックエディターで組んだ装飾が全部消えて、「文章は残っているけど、見た目は初期テーマ」という状態です。

未経験さん
未経験さん
えっ、公式のエクスポート機能なのに…?
なんで崩れちゃうんですか?
あらむ
あらむ
あれは「記事の中身」だけを書き出す機能だからです!

出てくるのはXMLというテキストファイル1枚。
テーマも、デザイン設定も、画像の実体も入っていません。

WordPressからWordPressへ引っ越すための道具であって、
「サイトの見た目ごと持ち出す」道具ではないんです。

今回のように「見た目そのまま残したい」場合の正解は、Simply Staticという無料プラグインです。
サイト全体を「完成品のHTML・CSS・画像の一式」として書き出してくれます。

ツール→エクスポート(WXR)Simply Static
出てくるものXMLファイル1枚(記事テキスト)HTML・CSS・画像の一式
テーマのデザイン含まれない → 崩れる含まれる → そのまま
画像の実体含まれない含まれる
用途WordPress間の引っ越しサーバーに置くだけで表示できる
Cloudflare Pagesに置ける?✗ 表示できない○ そのまま公開できる

前回の失敗の全記録と「それでもブログはWordPressがいい」という結論は、前回の移行記事に書いています。
今回はその続編——「もう更新しないサイトを、見た目そのまま無料で残す」編です。

【実録】移行手順の全ステップ(作業5分)

全体像はこの5ステップ。WordPress側で2つ、Cloudflare側で1つ、確認が2つです。

見た目そのまま・0円までの5ステップ(作業 約5分) ① バックアップを取る(保険) ② Simply Static を入れて静的化 ③ ZIPをダウンロード(数秒〜数分) ④ Cloudflare Pages にアップロード ⑤ 表示確認(リンク・画像・スマホ) → ここまで確認できて、はじめて   サーバー解約に進んでいい ※サーバーの解約は⑤の後。移行に失敗しても、元のサーバーが生きて  いるうちは何度でもやり直せる=ノーリスクで試せる。
元のサーバーを残したまま作業するので、失敗しても痛くない。解約は一番最後。

① バックアップを取る(保険)

何が起きても戻れるように、先に保険をかけます。
わたしはUpdraftPlus(無料プラグイン)でフルバックアップを取り、あわせて「ツール→エクスポート」のXMLも一応ダウンロードしておきました。

——そう、WXRは移行の道具としては役者不足ですが、「記事の中身の保険」としては優秀なんです。適材適所ですね。

② Simply Static を入れて静的化

WordPress管理画面 → プラグイン → 新規追加で「Simply Static」を検索してインストール・有効化。
設定はこの2つだけ確認してください。

あとは「生成」を実行するだけ。
わたしのサイト(46記事)は、ものの数秒でZIPアーカイブの作成が終わりました

③ ZIPをダウンロード

生成が終わったらZIPをダウンロード。
今回のサイトは解凍すると3,452ファイル・326MBありました。記事46本のサイトでこの物量です。手作業で1ファイルずつ移すなんて、絶対に無理ですね。

④ Cloudflare Pages にアップロード

Cloudflareのアカウント(無料)を作って、アップロードします。やり方は2つ。

📊 今回の実測データ(2026年8月・実録)
3,452
ファイル数
326 MB
サイト容量
79
アップロード時間
約5
人間の作業時間

アップロードが終わると、https://プロジェクト名.pages.dev という無料のURLが発行されて、サイトが世界に公開されます。

⑤ 表示確認

公開されたURLを開いて、確認するのはこの5点です。

  1. トップページのレイアウトが崩れていないか
  2. 記事一覧 → 個別記事へのリンクが飛べるか
  3. 画像(アイキャッチ・本文中)が表示されるか
  4. カテゴリページ・2ページ目以降が開くか
  5. スマホでの表示
あらむ
あらむ
正直、いちばん心配だったのはここでした。

今回のサイトは有料テーマJIN:Rの専用ブロックエディターをがっつり使っていたので、「絶対どこか崩れるだろうな」と。

——結果、開いた瞬間に声が出ました。
完璧。元のサイトと見分けがつかない。

Simply Static、優秀すぎます。

詰まりポイント6つ(先に知っていれば怖くない)

ここからが、この記事のいちばんの価値だと思っています。
実際にやって遭遇した「えっ?」を、対処法とセットで全部書きます。

詰まりポイント正体対処
① 公開直後に「522エラー」が出るpages.devのサブドメインが有効になるまでのタイムラグ1〜2分待つだけ。焦って再アップロード不要
② お問い合わせフォームが送信できないフォームの見た目は残るが、送信先のサーバーがもう無いGoogleフォームに差し替えるか、公式LINEなどに一本化。わたしはLINEに一本化しました
③ サイト内検索が動かない検索もサーバーが処理していた機能記事数が少なければ削除でOK。必要なら静的サイト用の検索(Pagefind等)を後付け
④ コンソールに赤いエラー(admin-ajax 405)テーマのPVカウント等がサーバーを探しに行っている放置でOK。表示には一切影響なし
⑤ 日本語ファイル名の画像、大丈夫?「第7話:〜.png」のような全角記号入りの画像が大量にあった全部そのまま表示された。リネーム作業は不要でした
⑥ リンクが旧ドメインに飛んでいくSimply Staticの設定が「絶対URL」のままだった場合に起きる手順②の「相対URL」設定で防げる。書き出し前に要確認
未経験さん
未経験さん
フォームと検索が動かなくなるのは、ちょっと怖いですね…。
あらむ
あらむ
そこは正直にお伝えします。「サーバーが仕事をしていた部分」だけは、そのままでは動きません。

ただ、どちらも無料の代替がちゃんとあります。
フォームはGoogleフォーム、検索は静的サイト用の検索ツール。

「もう更新しない・見せるためのサイト」なら、思い切って削除してしまうのが一番スッキリします。わたしはそうしました。

ドメインなし(pages.dev)でやっていくという選択

今回わたしは、年3,058円払っていた.jpドメインも手放して、無料のpages.devだけにしました。

これには賛否があると思います。独自ドメインを捨てると、Google検索からの流入と、これまで貼られたリンクは失われるからです。
それでもわたしがドメインなしを選んだ理由は、シンプルです。

もちろん、検索流入が現役のサイトなら、ドメインは残すべきです。
その場合もCloudflare Pagesはカスタムドメインを無料で設定できるので、「サーバー代だけ0円にして、ドメインは残す」という中間の選択もできます。

サーバー解約前の最終チェックリスト

移行がうまくいっても、解約ボタンを押す前にこの4つだけ確認してください。
ここを飛ばすと、あとから泣くことになります。

  1. 独自ドメインのメールアドレスを使っていないか。
    「info@あなたのドメイン」のようなメールは、サーバー解約と同時に受信できなくなります。使っている場合は、Gmail等への移行やCloudflare Email Routing(無料転送)の設定を先に。
  2. ドメインが「サーバーの無料特典」になっていないか。
    ConoHa WINGパック等の特典ドメインは、サーバー解約で無料が外れて更新料が発生します。手放すのか、移管するのか、先に決めておく。
  3. 新サイトの表示確認は済んだか。
    手順⑤のチェック5点。特にスマホ表示。
  4. バックアップは手元(ローカル)にあるか。
    サーバー上のバックアップは、解約と一緒に消えます。UpdraftPlusのファイル一式とSimply StaticのZIPを、自分のPCに保存してから解約を。

これ、あなたのサイトでもやるべき?

前回の移行記事で、わたしは「毎日更新するブログはWordPressのままがいい」と書きました。
その結論は今も変わりません。今回の話と合わせると、判断はこう整理できます。

「更新するかどうか」で決める。これだけ。 📝 これからも更新する 毎日書いて育てるブログは WordPressのまま 編集のラクさが正義 サーバー代は必要経費 📦 更新しない・でも残したい 役目を終えたサイトは 静的化して0円で保存 Simply Static → Cloudflare Pages 見た目そのまま・作業5分
育てるサイトはWordPress、残すサイトはCloudflare。両方やったから言える使い分け。
あらむ
あらむ
「解約したいけど、サイトが消えるのが嫌で先延ばしにしている」——
この状態がいちばんもったいないです。

放置した固定費は、来年も再来年も引き落とされ続けます。
残したいものは残せます。今日、5分で。
FREE SIMULATION

社長に集中している仕事を、27項目から見つける。

当てはまる業務を選ぶだけで、AI化の優先候補と削減時間の目安を確認できます。

あらむ
この記事を書いた人

あらむ | AI駆動エンジニア

バングラデシュ出身・日本育ちのAI駆動エンジニア。
大学卒業と同時に株式会社ファミリーマート本部に入社し、10年勤めたのちに起業。
10業種の横断起業と現場経験をベースに、AIエージェント(Codex・Claude Code・Antigravity)で事業の道具を内製化しています。
サーバー代という固定費を、自分の手で¥0にしにいく人間です。

※ 実際に行った移行の記録です。
ConoHa WINGやCloudflare、ドメインの料金は時期・契約・為替で変わります。
サーバーの移行・解約は、データのバックアップを取ったうえで自己責任で行ってください。
記事内の金額・所要時間は、このサイトの実例にもとづく値です。
AI化できる業務を確認